実践ガイド

社内FAQをAIで作る方法|質問・回答・根拠をそろえて更新する

社内FAQをAIで整理する中級ガイド。架空の備品申請を例に、質問・回答・根拠・更新日・問い合わせ先をそろえ、資料にない質問を保留する方法を説明します。

社内FAQをAIで作る方法|質問・回答・根拠をそろえて更新する

社内FAQの原稿づくりから始める

社内FAQにAIを使う方法には、質問と回答の原稿を整理する使い方と、資料を検索して回答する仕組みを作る使い方があります。この記事では、まず原稿を確認できる状態に整えます。全社の資料を一度に集める前に、一つの仕事と、その情報を管理する担当者を決めましょう。

作るFAQの管理項目

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項目役割
質問誰が何に困っているかを示す
回答承認済みの資料で答えられる範囲を書く
根拠元資料の名前と該当箇所を残す
更新日・担当見直しが必要になったときに確認する
確認先FAQだけでは答えられない相談を引き継ぐ

資料の文を、質問に答えられる単位へ分ける

説明が長い資料を短くするだけでは、質問に必要な条件が抜けることがあります。申請方法、締切、例外の対応を別々に確認し、回答の根拠になる箇所を付けます。次の3項目だけを使って、FAQを作ってみましょう。

架空の資料「備品申請案内」第1版

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箇所承認済みの内容
第1項備品は社内の備品申請フォームで申請する
第2項通常の申請は毎週水曜日12時に取りまとめる
第3項急ぎの場合は、申請前に総務担当へ相談する

AIには、根拠を付けたFAQ案を作らせる

FAQ案と根拠の対応を出させると、担当者がどこを確認すればよいか分かります。資料にない質問も出してもらうと、FAQで答えられる範囲を考える材料になります。実際の資料では、アクセスできる人とAIへ入力できる範囲を確認してください。

架空の備品申請FAQを作る指示例
次の架空の案内から、社内FAQを作ってください。
資料:備品申請案内・第1版。
第1項:備品は社内の備品申請フォームで申請する。
第2項:通常の申請は毎週水曜日12時に取りまとめる。
第3項:急ぎの場合は、申請前に総務担当へ相談する。
質問:どう申請するか/いつ取りまとめるか/急ぎのときはどうするか/いつ届くか。
出力:質問/回答案/資料名と根拠の項/状態。
資料にない条件は補わず、回答できない質問は「担当者に確認」としてください。

FAQの完成例と、保留する回答を確認する

次の表は編集部が作成した確認用の例です。「いつ届くか」については、この資料からは答えられません。水曜日の取りまとめを、水曜日の納品と読み替えないことも確認点です。

FAQ原稿の確認例

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質問回答案根拠・状態
申請方法は?社内の備品申請フォームで申請します備品申請案内・第1項/要承認
いつ取りまとめる?通常の申請は毎週水曜12時に取りまとめます同・第2項/要承認
急ぎの場合は?申請前に総務担当へ相談してください同・第3項/要承認
いつ届く?この資料では分からないため、担当者に確認します記載なし/回答保留
FAQ原稿を整備する流れ
  1. 対象を決める

    一つの仕事と管理担当者を選ぶ。

  2. 案を作る

    質問・回答・根拠をAIに整理させる。

  3. 担当者が承認

    条件の抜けと、資料にない回答を確認する。

  4. 更新を管理

    原資料が変わったら、該当FAQも見直す。

検索して答える仕組みにする前に、権限と引用を試す

Microsoft Copilot Studioの公式資料では、資料などの知識ソースに基づいて回答する仕組みが説明されています。利用する製品によって設定は異なりますが、自社で試す際には「どの資料を参照したか」と「その人が閲覧してよい情報か」を確認項目にします。根拠が付いていても、引用した箇所を実際に開いて確かめます。

自動回答を試すときの質問

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試す内容確認する動作
資料にある申請方法を聞く回答と該当箇所が一致する
納品日など資料にないことを聞く推測せず、確認先を案内する
同じ意味を別の言葉で聞く条件を落とさず、同じ根拠へ戻れる
閲覧範囲が違う立場で使う権限外の内容が回答に混ざらない
引き継ぎマニュアルを作る方法も読む

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更新担当と、回答できなかった質問を残す

原資料が変わったときにFAQを直す人が決まっていなければ、古い回答が残ります。FAQの番号と根拠の項を結び付け、変更時に影響する回答を探せるようにしましょう。回答できなかった質問は、個人情報を必要以上に残さず、担当者が原資料を追加するか検討する材料にします。

運用を始める前の確認

  1. 承認する担当を決める

    回答の正誤と、社内で案内する範囲を確認する。

  2. 更新の契機を決める

    原資料の改訂や問い合わせを、見直しにつなげる。

  3. 古い版を区別する

    現行版を案内し、旧版を回答に混ぜない。

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